こんにちは、pontaです。
大変な騒ぎになりそうです!
6月4日にミスチルことMr.Childrenが、
2年7か月ぶりにニューアルバム
を発売しました!
(http://www.cinra.net/news/20150312-mrchildren)
これだけだと普通のニュースなのですが、
実はこのニューアルバムの発売が、大変な噂を呼んでいるのです!
その噂とはなんと、
「CD時代の終わり」
とのことなのです!
どういうことなのでしょう!?
こうなってくるとただ事ではございません。
さっそく調べてみました。
今回ミスチルが出したニューアルバムは、
限定生産盤のBOX(税抜き9000円)を購入すると、
以下の様な内容の特典が付いてきます。
・通常のCD
・特典DVD
・USBアルバム
お気づきになりましたでしょうか?
そうです。
この特典のUSBアルバムが話題の原因となっているのです!
もともとこのUSBアルバムは、
1枚のCDに収録できる時間(約79分)を超える、
約110分(全23曲)もの大作ができたため、
CDに収まりきらなかった部分の曲も含めて、
容量のあるUSBでのデータ形式という形でまとめたとのことです。
ちなみにこのUSBアルバムを視聴する際は、
音楽データを一度PCに取り込む必要があるとのことです。
(http://www.cinra.net/news/20150312-mrchildren)
前述したとおり、1枚のCDに収録できる時間は限られています。
しかし、USBアルバムというデータ形式であれば、
容量次第でいくらでも収録することができるのです。
それだけではございません!
なんとUSBでは、CDよりも音質が良いといわれる
「ハイレゾ音源」
でのデータ取り込みを可能にしたため、
よりアーティストの生々しい演奏や、
臨場感などを伝えることに成功していたのです!
今回ミスチルがUSBアルバムを用いたのも、
このハイレゾ音源へのこだわりがあったからなのです。
ハイレゾ音源が注目されたのは、ビートルズが2009年に発売した
リマスターアルバムの限定生産のUSB盤がきっかけだったとのことです。
小さな音から大きな音まで収録できる幅の広がりが、
ダイナミックレンジを実感することができ、
日本でも浜崎あゆみや宇多田ヒカルといったアーティストが、
限定でUSB盤として活用しました。
CDをプレスして生産すると売れ残りリスクが発生します。
これに対し、USBアルバムなどに使う音楽データは、
マスター音源をコピーしてUSBなどの器に入れるだけなので、
ほとんど経費が掛かりません。
<CD>
・収録時間限界あり
・生産による売れ残りリスクあり
<USBアルバム>
・収録時間はデータ容量次第
・マスター音源のコピーだけなのでほとんど経費が掛からない。
・ハイレゾ音源による高音質を提供
このように比較してしまうと、
USBアルバムのメリットのほうが圧倒的に魅力を感じます。
ミスチルほどの有名アーティスト用いるUSBアルバム、
影響力がないわけがございません。
今後の音楽ビジネスにおいて、
USBアルバムがCDに取って代わる新たな流通手段になってしまった場合、
いよいよCD時代の終わりが訪れる可能性があるのです。
![]() |
REFLECTION{Naked}完全限定生産盤(CD+DVD+USB) Mr.Children ミスチル ミスターチルドレン
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CDが無くなってしまう!?
そうなってしまうとCD時代に生きた私としても寂しい限りです。
しかし、ご安心ください。
恐らくそうはならないと思われます。
そのキーワードは
価値観です。
まず見解として、
CD市場は縮小しながらも生き残ると予測されます。
これは、現代においてのカセットテープや、
レコード等と同様のとらえ方になります。
つまり10~20代のデジタル世代は、
音楽はデータさえあればよいという使い勝手の良さで重宝しますが、
30代以上のCD世代においては、
特定アーティストの長年のファン心理としては、
配信された楽曲だけでなく、
パッケージされたメディアを持っておきたいという所有欲を持っているのです。
まさに世代における価値観の違いです!
目に見えない音楽を1曲200円程度で200曲携帯プレーヤーに入れるよりも、
CDを10枚買うほうが価値が高いと感じる世代なのです。
このような価値観を持つ世代が高齢化社会で増えていく限り、
CD文化の完全な終焉はないと思われます。
いずれにしても、このミスチルのUSBアルバムは、
今後の音楽業界を左右する動きとなりそうなので、
今後も引き続き注目が必要ですね!
でわでわ